『最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版』
ランディ パウシュ (著), ジェフリー ザスロー (著),
矢羽野 薫 (翻訳)
ランダムハウス講談社
目次はじめに
第1章 最後の講義
第2章 僕はこうして夢をかなえてきた
第3章 僕を導いてくれた人たち
第4章 夢をかなえようとしているきみたちへ
第5章 人生をどう生きるか
第6章 最後に
謝辞
カーネギーメロン大学について
訳者あとがき
著者・訳者紹介
気になった言葉第1章 最後の講義
僕のすべてを賭けて語ることができたら、何か特別なものを伝えられるかもしれない。「知恵」と呼ぶのは大げさだが、そんな感じかもしれない。
「講義を聴く人たちにタイミングよく拍手をさせて、笑わせることができたら、子供たちに話す内容にも威厳が加わるじゃないか」
これまでの実績がどうであれ、僕が愛するもののすべては、子供のころからの夢と目標に根ざしている。そして、夢や目標のほぼすべてを実現してきた道のりに。僕らしさは、すべての夢の具体的な中身としてかたちづくられ、四六年間の人生を定義しているのだ。
配られたカードを変えることはできない。変えられるのは、そのカードでどのようにプレーするかだけだ。
第2章 僕はこうして夢をかなえてきた
子供は何よりも、自分が親に愛されていることを知っていなくてはならない。そして、たとえ親が生きていなくても、子供はそれを知ることができる。
批判する人はたいていの場合、あなたを愛していて気にかけているからこそ、よくなってほしいと語りかけるのだ。
「へそが向いているほうに体は動く」
レンガの壁がそこにあるのは、理由があるからだ。僕たちを寄せつけないためではない。この壁は、自分がどんなに真剣に望んでいるかを証明するチャンスを与えているのだ。
第3章 僕を導いてくれた人たち
「レンガの壁がそこにあるのは、それを真剣に望んでいない人たちを止めるためだ。自分以外の人たちを押しとどめるためにある」
僕たちの旅(ジャーニー)から学んだことの話になると、ジェイは、二人でいるときに力を感じるのだと言う。心と心で話せることに感謝している、と。
第4章 夢をかなえようとしているきみたちへ
時間をお金と同じように明確に管理する
僕は、見当違いの細かいことに時間を費やすなと強調する。
計画はいつでも変えられるが、計画がなければ変えることもできない――僕は「やるべきことリスト」の効果を信頼している。リストをつくると、人生を細かいステップに分けて考えやすい。
自分に対する評価をすすんで受け入れさせることは、僕が教育者として経験してきたなかでもいちばんむずかしい。
「きみが賢いのは知っている」と、僕は言った。「でも、ここにいる全員が賢い。賢いだけではだめだ。僕が研究チームに求めるのは、一緒にいるみんなが幸せな気分になることを手助けできる人だ」
ハードルは高く設定するべきだということを、僕は明らかに理解していなかったのだ。
発表を見ていると、どのチームがいちばんすばらしいかすぐにわかる。メンバーが固まって立っているときは絆があり、彼らのつくったバーチャル世界は鑑賞に値するだろう。
このクラスで僕がいちばんうれしかったのは、チームワークが成功の大切なカギになっていたことだ。
「頭のフェイント」では、何かを教えるときに、別のことを学んでいると思わせる。
第5章 人生をどう生きるか
「十分に時間をかけて待っていれば、人はきみを驚かせて感動させるだろう」
だれかにいらいらしたり、腹が立ったりするのは、その人に十分な時間を与えていないだけかもしれない。
自分に言い寄ってくる男性がいたら、気をつけることは簡単。彼の言うことはすべて無視して、彼のすることだけに注意すればいいの
幸運は、準備と機会がめぐりあったときに起こる
経験とは、求めていたものを手に入れられなかったときに、手に入るものだ。そして経験は、きみが提供できるなかで、たいていもっとも価値のあるものだ。
感謝の気持ちを示すことは、人間がだれかのためにできるいちばん簡潔で、いちばん力強いことのひとつだ。
僕は、デニスが必要としていたときに彼が夢を実現できるように助けた。
近道を探す人はたくさんいる。僕は、最高の近道は長くかかることを知っている。一生懸命にやること、それだけだ。
楽観的になれる理由のひとつは、不測の事態に備えているからだ。僕が心配していないことはたくさんある。そのことが起きたときのために心積もりがあるからだ。
適切な謝罪には三つの要素がある。
1自分はまちがったことをした
2あなたを傷つけたことを申し訳なく思っている
3この状況を改善するためにどうすればいいか
利益と損失を計算する方法はひとつではない。あらゆるレベルで、組織は思いやりを示すことができる。
二つの文化を歩くことができれば、両方の世界のいいところを手にできるときもある。
どうしてもほしいものがあるときは、決してあきらめてはいけない。助けてくれる人がいるなら、力を借りればいい。
だれもが共通の利益のために貢献しなければならない。それをしない人は、自分勝手にすぎない。
第6章 最後に
僕が彼らと別れたくないとどんなに思っているか、子供たちがわかってくれたらいいのに。
彼らが生きているかぎり僕が彼らを愛することを、彼らに感じてほしい。ずっと愛しているよ。
僕が思う親の仕事とは、子供が人生を楽しめるように励まし、子供が自分の夢を追いかけるように駆り立てることだ。親にできる最善のことは、子供が自分なりに夢を実現する方法を見つけるために、助けてやることだ。
一日のうちのたとえわずかな時間でも、一人になって自分の充電をすることは、弱いことでも利己的なことでもない。僕の親としての経験では、小さな子供がそばにいながら、元気を回復することはむずかしい。
「夢をどのように実現させるかという話をしたのではありません。人生をどのように生きるかという話をしたのです。人生を正しく生きれば、運命は自分で動きだします。夢のほうから、きみたちの所にやってくるのです」
この部屋にいるみなさんだけのために話したのではありません。「僕の子供たちのためなんです」
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