Tue
03/25
2008
フィンランドメソッドの実際
きのうに引き続いて、フィンランドメソッド関連の本の紹介です。
きょう、ご紹介するのは、『フィンランドメソッド実践ドリル
』です。
実践と書名にあるように、ホントに実践的です。実際に書き込む形で、細かく段階を追った30のドリルが並べられています。ありがとうございます。参考にします。
表紙のカバーを見ると、大人向けのキャッチコピーのようですけれど、小学校高学年、中学生くらいからが対象でしょうか。
親子で進めるのなら、この問題をすることによってこんな力がつく、と意識しないで、楽しみながら、知らず知らずに力がついていた、という感じで取り組むのがいいかもしれません。
本当は、2章以下のそれぞれのドリルをしながら、第1章に戻り、今、どんなことをしているのか、と振り返れるといいのでしょうね。
では、実際にドリルの内容を幾つかご紹介します。
第1章 フィンランドメソッドの効能
この章で、フィンランドメソッドの概要が説明されています。筆者がまとめてくださっていますが、さらに詳しく知りたい方は、別の書に当たるとよいと思います。
「解釈する力(読解力)」と「表現力」の関係について述べられているところが面白いと思いました。
相手に伝えるためには具体的に説明する必要があり、そのためには、対象を解釈する力がいるのだ。解釈と表現は、表裏一体であるというふうに感じました。
第2章 発想力
・カルタ(マインド・マップ)を使って、
「自己紹介」
「趣味」
「ニュース」
「物語」
といった題材で、発想力を鍛えるドリルが並びます。
キーワードを整理したり、理由と具体例を結びつけたり、事実を深く分析したりする力をつけます。
これだけ何度もすれば、慣れるのではないでしょうか?
第3章 論理力
「相手の立場に立って伝わる意見を述べる力」をつけるために次のようなドリルが挙げられています。
・5W1Hで話を組み立てる。
・意見にナンバリングで理由をつける。
・絵を見て人物の気持ちを想像する。
・絵を見てどの季節かを説明する。
・4コマ漫画の3コマ目にセリフを入れ、理由を述べる。
・4つの文章を並べ替える。
・セリフを入れて理由を述べる。
・文章の次の展開を予想し理由を述べる。
「論理の基本フォーマット」(意見、なせなら、それに、また)に従って、言葉にしていく練習が続きます。
これだけ何度もすれば、慣れるのではないでしょうか?
第4章 表現力
・10個のキーワードをすべて使って短い文章を書く。
・カルタを用いて
「自己紹介」
「趣味」
「絵から人物像を想像する」
「絵から物語の設定を考える」
「二つの絵から想像して物語を書く」
といった、発想法で扱ったような題材で、
情報を整理し、キーワードを用いて作文する。
ここでも、「作文をする際に情報を整理するフォーマット」が意識され、繰り返されています。
これだけ何度もすれば、慣れるのではないでしょうか?
第5章 批判的思考
「本当にそうかな?」と一度立ち止まる考え方を「批判的思考力」と呼ぶそうです。ここでもこの、「本当にそうかな?」が繰り返されています。
・相手の話をよく聞き、自らを「ちょっと待てよ」と振り返る。
・文章を読んで意見を考え、自分で「ちょっと待てよ」と立ち止まる。
・「良い点or悪い点+なぜなら」「理由+ので+良い点or悪い点」というフォーマットで、批判的思考で自己紹介を見直す。
・文章を読んで、良い点悪い点を5個ずつあげる。
・故事成語に関する文章を読み、その教訓がいいたいことを選び、それに対して3つの理由を考える。
・文章を読んで、伝わらない点を理由つきで答える。
ざっとあげてきましたが、
形を徹底する、繰り返すことで、作られるものがあるのだということがよくわかりました。
ドリル以外に、5つあるコラムもおもしろかったです。
その中に、著者が建築士であることもあってか、住まいの色彩について書かれているものがありました。
夫婦の仲を良くしたいなら、浴室や洗面室の色にこだわる。ポイントは、奥さんが一番きれいに見える色。奥さんの肌の色と見比べながら、旦那さんに決めさせる。
奥さんがきれいに見えるなら、旦那さんもうれしいし、自然に笑顔になる、そして旦那さんを見て、奥さんも笑顔になる。
という例を出して、
一つの事柄が与える影響がどのようなものになるのかを考える力を養うのにフィンランドメソッドは最適なのです。
と結んでいます。わかりやすくて、おもしろいと思いました。
きょう、ご紹介するのは、『フィンランドメソッド実践ドリル
実践と書名にあるように、ホントに実践的です。実際に書き込む形で、細かく段階を追った30のドリルが並べられています。ありがとうございます。参考にします。
表紙のカバーを見ると、大人向けのキャッチコピーのようですけれど、小学校高学年、中学生くらいからが対象でしょうか。
親子で進めるのなら、この問題をすることによってこんな力がつく、と意識しないで、楽しみながら、知らず知らずに力がついていた、という感じで取り組むのがいいかもしれません。
本当は、2章以下のそれぞれのドリルをしながら、第1章に戻り、今、どんなことをしているのか、と振り返れるといいのでしょうね。
では、実際にドリルの内容を幾つかご紹介します。
第1章 フィンランドメソッドの効能
この章で、フィンランドメソッドの概要が説明されています。筆者がまとめてくださっていますが、さらに詳しく知りたい方は、別の書に当たるとよいと思います。
「解釈する力(読解力)」と「表現力」の関係について述べられているところが面白いと思いました。
自身がどのように感じているのか、意見をしっかり表現しなければ、理解や共感を得ることはできません。
相手に伝えるためには具体的に説明する必要があり、そのためには、対象を解釈する力がいるのだ。解釈と表現は、表裏一体であるというふうに感じました。
第2章 発想力
・カルタ(マインド・マップ)を使って、
「自己紹介」
「趣味」
「ニュース」
「物語」
といった題材で、発想力を鍛えるドリルが並びます。
キーワードを整理したり、理由と具体例を結びつけたり、事実を深く分析したりする力をつけます。
これだけ何度もすれば、慣れるのではないでしょうか?
第3章 論理力
「相手の立場に立って伝わる意見を述べる力」をつけるために次のようなドリルが挙げられています。
・5W1Hで話を組み立てる。
・意見にナンバリングで理由をつける。
・絵を見て人物の気持ちを想像する。
・絵を見てどの季節かを説明する。
・4コマ漫画の3コマ目にセリフを入れ、理由を述べる。
・4つの文章を並べ替える。
・セリフを入れて理由を述べる。
・文章の次の展開を予想し理由を述べる。
「論理の基本フォーマット」(意見、なせなら、それに、また)に従って、言葉にしていく練習が続きます。
これだけ何度もすれば、慣れるのではないでしょうか?
第4章 表現力
・10個のキーワードをすべて使って短い文章を書く。
・カルタを用いて
「自己紹介」
「趣味」
「絵から人物像を想像する」
「絵から物語の設定を考える」
「二つの絵から想像して物語を書く」
といった、発想法で扱ったような題材で、
情報を整理し、キーワードを用いて作文する。
ここでも、「作文をする際に情報を整理するフォーマット」が意識され、繰り返されています。
これだけ何度もすれば、慣れるのではないでしょうか?
第5章 批判的思考
「本当にそうかな?」と一度立ち止まる考え方を「批判的思考力」と呼ぶそうです。ここでもこの、「本当にそうかな?」が繰り返されています。
・相手の話をよく聞き、自らを「ちょっと待てよ」と振り返る。
・文章を読んで意見を考え、自分で「ちょっと待てよ」と立ち止まる。
・「良い点or悪い点+なぜなら」「理由+ので+良い点or悪い点」というフォーマットで、批判的思考で自己紹介を見直す。
・文章を読んで、良い点悪い点を5個ずつあげる。
・故事成語に関する文章を読み、その教訓がいいたいことを選び、それに対して3つの理由を考える。
・文章を読んで、伝わらない点を理由つきで答える。
ざっとあげてきましたが、
形を徹底する、繰り返すことで、作られるものがあるのだということがよくわかりました。
ドリル以外に、5つあるコラムもおもしろかったです。
その中に、著者が建築士であることもあってか、住まいの色彩について書かれているものがありました。
夫婦の仲を良くしたいなら、浴室や洗面室の色にこだわる。ポイントは、奥さんが一番きれいに見える色。奥さんの肌の色と見比べながら、旦那さんに決めさせる。
奥さんがきれいに見えるなら、旦那さんもうれしいし、自然に笑顔になる、そして旦那さんを見て、奥さんも笑顔になる。
という例を出して、
一つの事柄が与える影響がどのようなものになるのかを考える力を養うのにフィンランドメソッドは最適なのです。
と結んでいます。わかりやすくて、おもしろいと思いました。



